声の周波数。

東京にいた頃お世話になった、ジャズヴォーカルの西村知恵さんからCDが届きました。
初めて知恵さんの歌声を聴いたときはまだ20代だったので
「ハスキーで趣深い声」
という、誰もが感じる感想止まりで
でもなんでか、心を揺さぶられる。
何かあるんだろう、とは思っていたものの
それがどういう構造になっているか、
とかは思いに至らず今日まで過ごしてきた。
そして、時は過ぎ
わたしも40代。
あの頃から考えたらだいぶ年取りました。
その分、Jazzで歌われるような曲の心情や
人々の想念
またはそれを超えた喜びのようなもの
それらを反映する
「歌」というもののエネルギーが確かにあるんだと
実体験として感じられるくらいのレベルにはなりました。
最近は「周波数」というものを
もう少し体系的に理解したい風になっているので
知恵さんの「声」のバイブレーションを感じようと、
じっくりと聴いてみた。
あの声の趣深さは
複雑に
咽頭や鼻腔、副鼻腔、口腔、胸腔、頭蓋が
共鳴により振動して起きていると。