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思い出す「絆」という言葉。

今、ポリヴェーガル理論にすっかり魅せられていて、


少しずつ本を読み進めています。





複雑な「神経系」について、紐解いていくことで


生きにくさを感じてしまう人達の助けになる要素が確実にあると思います。




先日の大きな地震があった後に


お客様と地震の話をしてて



私は地震が始まるちょっと前から振動を感じちゃうんだけど、だからと言って、いざ地震がきたら、固まっちゃうんだよね」



と仰っていて。


このお客様はとても敏感な方で、


自己防衛反応が強く


地震の周波数は周りの人より早くキャッチするけど、


いざ揺れたら固まってしまうという。



交感神経がうまく働けばリラックスしている状態からでも


「逃げる」


という行動に出ると思うけど


地震という「安全」がグラッと揺らされる状態に至った時に


爬虫類から哺乳類に進化するまえからあった


古代からの副交感神経と呼ばれる背側迷走神経がシャットダウンして


凍り付いてしまう。


これは自律神経のスイッチのパターンの1つなんだけど


この古い方の背側迷走神経のスイッチは


これまでの何だかの危機的状況から


生命維持の「防衛」の為に働いた。


もしかしたらその地震への敏感さも


「防衛」の為に神経を発達させていったのかも。


人間の身体って本当にすごくよく進化してきたのだと感動します。




ある意味大切な背側迷走神経ですが


現実的に逃げ遅れてしまっては死んでしまうので


その凍り付きを溶かすには


安全な環境づくりがキーになる。


そして、「安全」に加えて


「絆づくり」ということも。




交感神経も社会的交流に関して重要な役割をしている。




今回の地震で東日本の時の「絆」という一文字がフォーカスされたことを思い出した。


だけどいまはコロナの影響で


「絆」どころか反対の方向へと人類は進もうとしている。


マスクで人の表情すら読み取ることが出来ない。


表情が読み取れない不安や


表情筋を動かすことに意味のなさを感じてしまう。



ソーシャルディスタンスで人に近寄ることに遠慮しなくてはいけない。


大人の私たちはまだいいが(いや、よくない)


子供たちにとってこのコミニュケーション世界が全てというのは


あんまりだよな~


身体が形成されていく過程の段階なのに。


彼らの神経系はどうなっちゃうの??と思う。


わたしたちは賢い大人にならなければならない。


(自分への戒めとして)




原点にかえらなくてはならないのだ。


妙に抑圧してしまうほど、おかしな事件も起こるだろう。




大事なことは口に出していく!


そして、


私は触れ合う大切さ、タッチセラピーというものを続けていく。


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